子どもの頃の私の家は貧乏でした。家はぼろぼろの文化アパートで、電話もなかったんです。両親は離婚しており、父親は物心ついた頃にはもういませんでした。しかし、母親からは「鼻をかんで死んだ」と伝えられていました(笑)そんなユニークな母のもとで育てられた私は貧乏でも楽しみながら過ごしていました。私は母親が大好きでした。小学校の時に火事があって家がなくなりました。2ヶ月程母親の姉、叔母のところに預けられましたが、とても寂しかったことを覚えています。私が子どもの頃に描いた夢は「スパイダーマンになりたい」という夢でした。理由は単純で、ただ単に好きだったからです。「好き」いうことに素直だった子どもの頃でしたね。
中学校に入った頃から新聞配達のアルバイトを始めました。始めた理由はただ単にお金が欲しかったから。この頃はお金持ちになりたかったんです。お金を稼いで何をしたかったという訳ではありませんが、自分で自由に使えるお金が欲しかったんですね。
高校へ行くと「人と違うことをしたら面白い」というコトを考えていました。
アルバイトばかりしていて、お年玉も小遣いも貰わずに自分で稼いでいましたね。当時アルバイトしていた居酒屋は楽しくて楽しくてしかたがありませんでした。毎日毎日アルバイトをしていました。夜アルバイトをしているので学校では基本的に寝ていましたね(笑)
お金が欲しかったということもありますが、このときは本当に楽しかったからというのが大きかったです!いろんな人と出会えて、いろんな話をして、世界中で一番幸せな日々を送っていると思っていました(笑)
この時に「何事も楽しい方がいい」ということを心で理解しました。 |