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レストランバー~初めてする本当の仕事~

 
   

目標が決まっているからそれに向かって、朝早く出勤し、勉強したり、とにかく一生懸命働きました。

最初はキッチンをやってたんですが、一生懸命働いてるのを社長が見ていてくれて、
「裏方じゃなくて、ホールに出てみろ。」と言われました。
憧れている人がそうしろと言うのだから、意地になることもなくホールに出ました。
この時は本当に素直だったと思いますよ。やっぱり素直さは大事ですね。

ある日、ホールで事件が起こりました。
お客さんがワイングラスを床に落としてしまったんです。
ホールに出たばかりの私が先輩の誰よりも早く駆けつけて、
「大丈夫ですか?こちらで処理致しますので、そのままにしておいてください。」と声をかけました。
それを見た社長が私を呼んで「よぉやったなぁ~。 これ小遣いや。」と小遣いをくれました(笑)。
小遣いどうこうよりも憧れの人に褒められたというのがすごく嬉しくてまた翌日からも一生懸命やれましたね。

 
   

アメリカ留学~アダルトスクール~

 
   

私はよくレストランバーの社長にミナミに遊びに連れて行ってもらっていました。
ある日、前から外国人の女性が数人歩いてきたんです。その数人に社長が英語でペラペラっと声をかけて、一緒に遊びに行ったんです。
「この時、これからは英語や!!」と思いましたね。これが留学を決めたキッカケです(笑)。

実際、アメリカには1年半ぐらい滞在して、アダルトスクールに通ってました。
アダルトスクールは英語を母国語としない人のために国が作ってる学校なんです。
実はアダルトスクールは授業料タダなんですよ(笑)。でも、日本人はあんまりアダルトスクール知らないんですよね。だから、日本人の数が少なくて勉強には最適でしたね。
留学するなら、アダルトスクールがオススメですよ。

 
   

英会話スクールで忙殺される日々

 
   

帰国したあとはやっぱり英語を仕事にしたかったんで、友人の紹介で英会話スクールの面接を受けたんです。
アメリカ帰りでピアスの穴は空いてるし、髪は長いし、そこの社長は面接をして「こいつはダメだ…」と思ったみたいです。

ところが、部長が社長を説得してくれたおかげで入社することができました。
実は面接で部長に「夢はあるか?」と聞かれて、私は「28歳で代表取締役になりたいんです。 それまでの4年間は精一杯やりますし、絶対に何か今ないものを作り出して、利益を上げて見せます。 だから、28歳で辞めさせてください。」と宣言したんですよ。それが部長の目にとまったようです。

入社したら、あとは時間も関係なく働きまくりましたね。
掃除とかマネージャーがしなくていいだろうって事までしましたね。

私は誰よりも働いている自信がありました。 でも、給料は定時に帰る大卒の社員の方がもらってたんです。
「なんで僕はこんなにやってるのに僕の方がお給料少ないんですか。」と部長に掛け合いました。
そしたら部長はこう言ったんです。
「そんなところと自分を比べるな。あいつの方が自分よりレベルが低いと思っているんだろう?そんな奴と比べてどうするんや?」
そのとき、「こんなことで比べて頭きてるのおかしいな」とすごく自然と納得できたんです。
そのあとはそいつのやってた仕事もやって一生懸命働きました。

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