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起業 ~米業界との出会い~

 
   

「28歳で代表取締役になる」この目標は達成できませんでしたが、期限付きで目指したおかげで、実際、代表取締役にはなる事ができました。

米業界で起業しようと思ったのは米屋を営む友達の言葉がキッカケでした。
その友達は昔から私の事をずっと見てくれてる友達で米業界で働いていました。
「実はな。米の世界ってめっちゃ汚い 世界やねん。お前ぐらいのバイタリティがあったら何かできると思う。」と私に言ってくれたんです。
やってやろうと思いましたね!
そして、そいつの家は金持ちやったんです。
「米屋って儲かるんや…。」そう思ったのが、隠された裏の理由ですね(笑)。

たった一人、車一台で米屋を始めました。
一人でもやりくりできたのは英会話スクールで提案書の書き方、営業の仕方、電話の応対など、 人一倍色んな事を経験してがむしゃらにやってきたおかげだと思います。そんな経験のおかげで業績はどんどん上がっていきました。

でも、人間なんて嫌なもんで、ちょっとお金があるとあぐらかいちゃうんですよ。
あの時は従業員に対してもかなりひどい扱いをしてましたね。
だから、どんどん 辞めて行くんですよ。「社長、お話があります…」って言われるのがものすごく辛くてね…。
意地っ張りやから、態度には出さないんですけどね。
そこで、「この気持ちは何なんやろ?」って考えたんですよ。
私が思うにそれは寂しさやったんです。

 
   

"ALL HAPPY" ~その先へ~

 
   

自分は寂しいんやとわかってからは人に対する接し方が変わりましたね。
きっと私は自分の周りの人に幸せになって欲しいんですよ。
それが私の幸せに繋がるから。
だから、"ALL HAPPY"ってゆうVISIONになったんやと思います。
人のためにって事じゃなくて、自分のために人を幸せにするんです。

次はおにぎり専門店を作ろうと思ってるんですよ。今、うちの店(米屋)ではおにぎり作って売ってます。
何人か常連のお客さんがいて、「体に悪いものが入ってないし、何よりにここのおにぎりはおいしい。」って毎日買っていってくれる人もいるんです。
だから、こんなに褒めてもらえるおにぎりをいろんな人に食べてほしいと思ったんです。
それに、私がおにぎり専門店の方に力を注ぐと、今ある米屋は誰かに預けないといけないわけじゃないですか。
そうなると、今いるうちのスタッフがいろんなことできて、成長にもつながる。
うちのスタッフにもドンドン成長していって、幸せになってほしいんですよ。

 
   

学生へ ~日々全力で回ったらいいよ~

 
   

語弊があるかもしれないけど、夢なんかなくていいと思う。
その代わり、毎日、目の前にあることに対して、一生懸命取り組んでほしいんです。

私は一生懸命取り組むことを「思いっきり回る」って言うんです。
コマってすごい勢いで回ってると当たっても全然倒れないでしょ?
でも、床に刺してるだけじゃすぐに倒れてしまう。 そんな強いコマのように毎日思いっきり回って過ごしたいと思って、
毎朝、「今日も思いっきり回るぞ!」と決心して起きます。
話が逸れちゃったけど、毎日思いっきり回る中で、
心のそこから湧き上がらせるのがホンマの夢かなって私は思うんですよ。

今、自分に見える物の中から夢を選ぶんじゃなくて、
まだわからない自分の奥底を探すほうが大事やと思います。

私の場合もそう。
毎日、米と向き合って、農家さんと一緒に田植えのイベントをしたりする。
そのイベントで農家さんが抱えるいろんな問題が湧き上がってくる。
でも、その問題に対して自分のやっていることがすごく意味のあることだったら、さらにやる気になるよね?
そうやってやる気になってさらにがんばっていると、またいろんなものが見えてきて、さらにやる気になる。
いろんな物に貢献しているということを知って、自分がやってることの延長線上に夢が見えてきたんですよ。
だから、今、夢がないって悩んでいる人がいたら、今、目の前にあることに対して一生懸命取り組んでほしいと思います。
毎日、思いっきり回ってほしいと思います。

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