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イイ仕事、働きやすい環境づくり

 
   

 私たちの会社では、「イイ仕事をする為の働きやすい環境づくり」を目指して、ルールは私を含め社員全員で決める事にしています。私は「仕事とは人間が進化し続ける為に学ぶこと」と考えています。というのは、会社とは皆の思いが集まった組織であり、各々がそれぞれの役割を持っています。その役割をみがく、つまり「競争」しないと役割は輝く事ができないと思っています。役割を磨く事によって「責任」が生まれ「妥協しない・本気」に続いていきます。それがエネルギーとなり、「イイ仕事」に結びつきます。
 それを私自身、身をもって体験しました。17歳から始めたジェットスキーがきっかけでした。子供の頃から野球をずっとやってきたのですが、だいたいギリギリレギュラーにはなれませんでした。でも、1位ではなく2位になった事自体に満足していました。だから、ジェットスキーでも「1位になれなかったら2位で満足」という気持ちでしたね。そんな気持ちで初レースに挑みました。スタート開始前に自分のミスでエンジン部分を損傷してしまいまして。レーススタートまでもう時間がなかったので、自分は半ば諦めていたのですが、自分の周りにいたサポータの方々が本気になって修理してくれました。その姿を見ていると「自分のミスが悔しい」という気持ちと、サポータの本気からくる「プレッシャー」が入り混じって、自分がこのレースに対して本気になる事ができたのです。その「本気」の思いは、言うまでもなく周りの環境がエネルギーとして与えてくれたのです。

 
   

振り返ると

 
   

 ちょうど、24歳辺りが「お金」に対する欲のピークでした。高校合格が決まった時と同時にこのプラスチック加工という世界に飛び込み、お金持ちになりたいという思いを持ちながら働いてきました。というのは私が子供の頃、今の時代にみたいに物が豊かにある時代ではなかった頃だったのです。だから、例え、小さな事でも大きな喜びがありました。だからこそ、お金持ちになりたかったのです。
 しかし、次第にお金とは求めれば求めるほどキリがない物だと分かったのです。つまり、ずっと数字の世界を追い続けていたのでした。これは「死んだお金」であり、決して「生きたお金」ではなかったのです。では「生きた金の使い方」って何だろって考えた時に、「対価を払う」という考えにたどり着きました。
 対価とは、ある価値ある物に支払う事です。価値は第3者がいて成り立ちます。次に繋がる、つまり「未知の体験を若者に経験させる」という事です。「体験しないと分からなかった事が、体験する事で分かった数の合計」という事が本当の幸せである、と思うようになりました。

 
   

今後の個人としての夢・会社としての目標

 
   

 個人としては、製造業の流れを変える人になりたいです。技術立国である日本、技術というのはたくさんの可能性を持っています。例えば、1つの技術を生み出すにも方法はたくさんあります。また、技術に「正しい解・間違った解」は全くありません。経営者とは可能性を引き出す為の周りの環境づくりをすることだと考えています。
 また、会社としては“モノづくり”のマーケットを日本国内だけでなく世界に広げていきたいと考えています。これもまた、可能性を引き出す為の周りの環境づくりをすることです。

 
   

若者にメッセージ

 
   

 一言で言うと、「常にチャレンジャーであれと経験をしろ」です。世の中には「絶対」という事はありません。失敗する確率が99%でも成功する確率は1%もあるという事です。つまり、何事に対しても「ムリ」って言わない事です。たとえ、結果として上手くいかなかった事でも必ずプロセス、つまり経験から何か得るもの・感じるものがあります。だからこそ「考える前に行動する」というチャレンジャーで居てほしいですね。

 
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