rogo  
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そして起業

 
   

3年経って自分でする力もついてきたと感じることができたので、父の会社の名前を引き継ぎ、起業をしました。
起業する時は、資本金なんて¥300万しかなかったので、宝石商の仲間に宝石を借りたりして始めました。
前にも言いましたが、私はしんどいって思ったことはないんですよね。
ただ、肉体的なしんどさはなかったですけど、精神的なしんどさはあります。
最初は一人で始めましたから。
ずーっと一人で寂しかったですよ(笑)
起業に関して言えば、昔からずーっと起業をするってことは思っていたので、起業することは当たり前のことでした。多分、親の影響は大きく受けていると思います。
親も自分でやっていましたし、「社長になりたい」とか「お金持ちになりたい」とかじゃなくて、宝石の仕事を自分やるってことは昔から思っていて、それが普通のことだったんだと思います。

 
   

宝石に対する想い

 
   

僕にとって宝石は親代わりでもあり、子どものような存在でもあります。
中には気に入っている宝石もあるんですよね。その宝石をお客様に販売するときは娘を嫁に出すような心境ですね(笑)
宝石って簡単にいうと石なんですけど、地球のパワーが結集してできたものだと思うんですよ。
そこに女性の方は引きつけられるのかなぁと思います。

でも、宝石業界ってどこか不透明なイメージを持たれている人が多いんですよね。
どこで買っても宝石は宝石なのに、買うところを新調に選ぶのはちょっとおかしいと思います。
疑いの目から入られる業界なんですよ。
日本では偽物とかの宝石を使って悪い事をした人がいるからそうやって不透明なイメージがあるわけであって。
フランスでは、宝石商の人は誰でもができる仕事ではないような、尊敬される職業なんです。
だからもっとクリーンで嫌らしくないイメージをみんなに持ってもらって宝石が夢のあるモノになって欲しいと思ってます。
安心して宝石を誰もに楽しんでもらえるような環境を作りたいと思っています。

 
   

若者へのメッセージ

 
   

今は情報が多すぎるんですよね。
でも全てが表面上だけの情報だと思います。
働くことに関しても、何も経験もしていない人が、各業界を浅い知識でイメージして、働いてみたら「思っていたのと違った」って言って辞めてしまう。
でもやってみないとわからないのは誰もがそうだと思います。
だから、自分の目線で「これをやる」って決めることが大切だと思います。
仕事でも遊びでも。
恋愛でも。
決断ですよね。
例えば壁が出てきたときに決めているか決めていないかによって乗り越えられるか乗り越えられないかって変わると思うんですよ。
今の人は常に失敗しない選択をしているような印象があります。
片道切符じゃなくて、いつでも帰って来れるように往復切符を持っている人ばかりだと思います。
できるかできないかじゃなくて、やるかやらないかということを考えたら良いと思いますよ。
決断することが何より大切で、そして決めたら、何に対しても全力でやるってことが大切です。

 
       
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