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これからの展望

 
   

山村龍和にとって、ストリートは入り口の1つなんですよ。だからもちろん、ストリートパフォーマンスを10年20年したいわけではありません。平和のメッセージを多くの人に伝えたい。そこまでの1つの目標として、大河ドラマの題字を書きたいですし、個展もやります。2011年は書を書き始めてからちょうど20年経つので、現時点の集大成として2011年の夏か秋かに「山村勝平から山村龍和へ」というようなテーマでやろうと思っています。

 
   

使命

 
   

例えば書家の大先生と呼ばれるような人が人前で書を書いて「すごい!」ってみんな言う。確かに芸術的にも技術的にも凄いものを書いていらっしゃる。では、その作品をほしいというかどうか?その書で人を感動させて、世の中を動かしているのか!?
今迄の書って表現や技術的には多分もうけっこう出尽くしているのかもしれません。これは書に限った事ではないのですが、あらゆるものは20世紀に出尽くしたとか言われていますよね。本当にそうなんでしょうか。そうではない、という立ち位置でもいいですし、それ以外にも今後の切り口の一つとして、いかに魂で書けるか、ということが、21世紀以降の表現だと思うんですよね。偉い先生に喧嘩うるって話になるかもしれません。それは、否定的な目で見ているからではない。リスペクトなんです。先人へのリスペクトがあるからこそ、新しいものを創っていくことが後の人間の使命だと思っています。

今こうやっていろいろ言ってますけど、結局、自分の根本には「行動」っていうことがあるんです。批評する立場にいるんじゃなく、常に批評される側でありたい。常に表現者でいたいし、表現者であるべきだと思っています。

 
   

アートとデザイン

 
   

僕は、自分の想いを表現することはアート、誰かを表現してあげることはデザインなんだ、と現状考えています。そこで、まあ、お金の話になるんですが、自分を表現して、それをお金にするっていうのは相当難しい。だれかを喜ばせるものを創ることが、お金を産み出す近道であるわけなんですけどね。だから、今は自分自身のアートの世界も磨きつつ、デザイン的なことを通して、かかわる人に喜んでもらいながら成長していきたいと思っています。


●好きな本はありますか?
オススメは、松下幸之助「夢を育てる」、
鍵山秀三郎「掃除道」、
新渡戸稲造「武士道」、岡
倉天心「茶の本」、
山本周五郎「日本婦道記」、
伊藤左千夫「野菊の墓」、
夏目漱石「こころ」、
サミュエル・スマイルズ「自助論」、
デール・カーネギー「人を動かす」、などなど。
純文学からエッセイ、スピリチュアル、哲学や経営までジャンル関係なく様々な本を読みます。そこそこ本が好きなんですよ。(笑)松下幸之助さんのエピソードで、ある若者にこう言ったそうです。「僕の今迄の経験や、資産を全てあげよう。でも、その変わり君の若さを下さい。」その話を本で読んだときは「若さはそれだけで価値があるんだ」と思いました。若さというのは本当にお金では買えない武器なんですよ。

 
   

学生へのメッセージ

 
   

思いたったら情熱を持って、やり続けることが大切だと思います。 行動をはじめることも大切ですが、やり始めの気持ちを継続していくことはそれ以上に大切なんですよね。これは将棋の羽生名人もおっしゃっていました。一度ランチをごちそうになったことがあるのですが、普段はものすごく物腰柔らかい人格者。でも将棋への情熱はきっと誰にも負けない。だから、勝ち続けることができる。
あとは、決意して、覚悟を決めることでしょうか。僕が覚悟を決めたのは名前をもらった時です。今覚悟を決められない人はそれでいいと思います。今迄やってきたことをとことんやってみたり、何か新しいことにチャレンジしてみて下さい。やっているうちに、想いが湧いてくることがあります。

そして、できるだけ多くの人に出逢うことが大切だと思います。
学生という立場はとても良い立場なんですよ。人に会う時でも「君、勉強熱心やなぁ」で済むわけですからね、会いやすいですよね。(笑)だからといって、やみくもに会うのでなく、熱い想いをもってカッコイイと自分が思える大人に会うのがいいんです。それが一番の勉強になりますよ。

そして、たくさん喜び、感動してください。すると、人に愛されて、人に囲まれて生きられる。それって、一番の財産ですよね。

 
       
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