rogo  
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就職

 
   

単位を取ってから入ったので半年遅れての入社になった僕を温かく迎え入れてくれて、とても嬉しかったのですが、「よかった。ひとり入ってきてくれた。」と言われたんですね。僕の中でクエッションマークが灯りました。
実は同期が30人入社していたんですが、僕が大学にいた半年で12人もやめてしまうような、そんな職場だったんです。それでも、やるしかないと思って、店舗勤務で研修として働いた後、3ヶ月で店長になりました。店長をやっているというよりもやらされてるという感じでしたね。研修を通して、店長のイメージというのがあんまりよくなかったんですね。雇われ店長なので、異動も多いですし、将来への不安感もありました。複数店舗の管理をしながら、何とか1年間過ごしました。その後はメニュー開発の部署に異動しました。その後、物流に興味を持って、物流システムの会社に3年半くらい出向しました。仕事は辛かったんですが、本当に勉強になりました。物流はいわば裏方なんですが、その裏方の仕事をしっかりとこなすことで得られる達成感を喜べるようになりましたね。
最後に今いる部署に異動になるわけですが、異動の直前に問題が山積みになって、結局解決することができず、異動になってしまったので、自分の不甲斐なさを痛感して、このタイミングでやめようかなと考えていました。

 
   

出逢いが人生を変えた

 
   

部署を異動した後、当時は毎晩のように飲み歩いていたんですが、ある日経営コンサルタントの方と飲み屋で出逢いました。
その方が言っていた事は、さっき僕が言ったように、「人生ちょっとした事で楽しくなるんだよ」という事でした。
最初は胡散臭いなと思っていたんですけども、その人と何回も会うようになって、その人の考え方が人生を楽しく生きる考え方なんだなと思うようになりました。 そんなとき、その方が独立されて、「セミナーとかをやっていこうと思ているんだけど、もし時間があったら、見に来てもらいたいし、手伝いに来てもらいたいな」と言うお声掛けを頂いたんですね。 当時はセミナーのセの字も知らなかったので、「どんなものなんだろう?」と、まず参加をしてみることにしました。
会場には100名くらいの方がいらっしゃっていて、とても熱い方というか、それを通り越して熱苦しい方がたくさんいたんですね。
その交流会の会場で初めて仕事以外で名刺交換をしたんですね。 ある方が私の前までズカズカと歩いてきて、「よろしくお願いします!仲良くなりましょ~!」って感じだったんですね。
こんな熱苦しい人達と接する機会の無かった僕だったので、当時はとてもびっくりしてどうしていいかわかりませんでした。
むしろ初めは「怖い」とまで感じていたように思います。
でもいろいろなセミナーや交流会に参加する中で徐々に慣れていき、いつしかそんな人達といる環境が心地よくなっていたんです。
そして、そんな経験やいろんな熱い方との出会いに影響を受け、また、小さな成功体験を積み重ねていく事で、少しずつ会社をやめたいとか行きたくないという気持ちが改善されていったんですね。
いつしか熱い志を持っている方々の情熱にあてられて、自分の中でも「人生を楽しみたい!人の為になることをしたい!」と思うようになっていました。
これが今の仕事に対する思いやプライベートでの活動の原点です。 大切なのは自分がなりたいと思う人のそばにいる事です。

 
       
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