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参勤交代-東京へ-

 
   

路上で書を書きながら生活をしていて、イベントなんかも引き続きやってたんだけど、イベントをするということにも飽きだしてて、ある大きイベントをやった後の飲み会で、「なんかそろそろもっと鹿児島以外のことしたいよなぁ。俺幕末好きだしなぁ。参勤交代かな!江戸まで歩くか!」ということをノリで言いました。

そうして、温暖化ストップゲームと称し鹿児島から東京までの1500kmを歩くことに挑戦。 彼女と子どもと3人で、東京まで歩くことになりました。 借金もなくなってたし、借金まみれの時にお金を使わない生活にも慣れてきてたからね。 東京までいく道中でいろんな方に書を書いたんだけど、とても喜んでもらえたんだよね。 だから書をもっといろんな人に書いていきたいと思ったし、鹿児島から東京の道中で日本を見て回って、日本のことが本当に好きになって、世界の人にも知ってもらいたいって思っていたし、だからもっと日本のことを知りたいなぁって感じました。

そして旅が終わった後、「文化の中心は京都だな」と思って京都に移り住み、四条大橋の袂で書を書き始めました。

 
   

“いろは歌”との出会い

 
   

路上でまともにがっつりやっていたのは4〜5ヶ月ぐらいかな?
その時から、いろんなイベントに呼んでもらえるようになって、書を書くようになりました。 イベントに僕を呼んでくれた人が、「堀之内さんにパフォーマンスをしてもらったらとても喜ばれたからいいよ」と友達や知り合いに言ってくれていたらしく、そのお陰で、いろんな人に広まっていき、忙しくなっていきました。

そんなある日、京都の本屋さんに行ったときに、「鹿児島出身だったら“いろは歌”って知ってる?」って言われて、「知らないです…」と言ったら、“いろは歌”の書かれている本を紹介してくれました。
この時です。僕が“いろは歌”と出会ったのは。 最初見たときには「あぁこんな格言いろんな人が言ってるよね」みたいな感じで、そんなに「すげー」っていうようなことにはならなかったんだけど、個展をやる時に、大きい作品を展示するスペースがあって、何書こうかなぁって悩んでる時に閃いたのが”いろは歌”
実際に展示すると、個展に来てもらったお客さんが「もっと知りたい」ってことを言ってくれたんですよ。
それで、「本屋さんで紹介してもらった本で“いろは歌”を紹介しよう!」って思ったんだけど、その本を入荷して売っていこうと思ったらその本が廃盤でね。 蔵版の予定もないってことなら、「自分本作ろう!」って思って決意したんですよね。 堀之内哲也と言ったらコレ!みたいなものをつくりたかったんですよね。
かといって当時は何かするといったこともしてなかったし、実際に活動もしていませんでした。

 
   

ドリームプランプレゼンテーション2009

 
   

そんなときに“いろは歌”をもっと広げる為に大きな舞台で発表しようと思って、大人が本気で夢を語る舞台、ドリームプランプレゼンテーション(以下:ドリプラ)に出場しました。 ドリプラでプレゼンテーションを作っていく過程の中で「“いろは歌”を広げたい」という想いが明確になりました。
それまで”いろは歌”を広める目的は、「堀之内哲也と言ったら“いろは歌”」という、自分のブランドみたいなものを作る為だったんだと気付きました。 でも、ドリプラを通じて、“いろは歌”をみんなに伝え、“いろは歌”に書いてあることを実践して行けば「世界は幸せになる」ということを想うことができました。 夢が志に変わった瞬間です。

そう考えていくと、今迄字を書いてきたのも、字を書くということ好きなんじゃなくて、字を書くことによって喜んでもらえることが好きだから続けられるんだと気付くことができました。 自分の好きな事を続けれて、それが仕事になるということは最高だと思います。

 
   

武将へ

 
   

“いろは歌”を広げる目的が明確になりましたが、ただ「真面目なことを真面目に伝えても仕方がない!」と思ったんだよね。
。 “いろは歌”は戦国時代に作られた歌。

「戦国時代と言えば、鎧!!

よし!!じゃぁ、鎧を着て武将になっちゃおう!真面目な内容の“いろは歌”をよりたくさんの人に興味を持ってもらうためには、皆がワクワクドキドキするようなことを取り入れるのが一番だ!!」と思ったの。
そうやって考えていると、どういう偶然か、僕の生まれ故郷である薩摩川内市には甲冑制作でシェア9割を誇る丸武産業(株)があったんです。
直談判でお願いしにいき、“いろは歌”を世界中に広げたいという想いを語ると、共感してくださり、ご協力いただけることになりました。
 そして鎧を貸してもらいイベントを行いました。そうしてイベントをしたあと、自分で自由に使える鎧が欲しくなっちゃったんだよね(笑) それでローンで鎧を買ってしまいました(笑) 現在は、その鎧を着て武将として全国各地に出没してます。 地元産業活性化のお手伝いや、イベントの盛り上げ、本業である書道パフォーマンスと組み合わせることで、世界でも唯一(多分)の甲冑姿の書道パフォーマンスを行ってて、そうやって行動していって、世界中に“いろは歌”を広めて、世界を幸せにしたいなぁって思ってます。
こうやって振り返ってみると、なんて安易なんだって思うけど、まぁそれもまたよし!だって、最高の奥さんとカワイイ娘達、それに最高の仲間と出会えてるからね。

 
   

若者へのメッセージ

 
   

是非失敗しまくって欲しいなぁって思います。
絶対死なないから。 上手くいかないことを経験して欲しい。 それが財産になると思うし。 何かにチャレンジした末の失敗じゃなくてもいいと思う。 だって僕も何かにチャレンジした訳じゃなくて失敗したけど、それが今に繋がっていると思うからね。

 
       
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